「ポストに入る」新型小包、実は入りません



 日本郵政公社が03年10月から始めた全国500円均一の新タイプの小包郵便「エクスパック500」が、「ポストに投かんできる」をうたい文句にしているにもかかわらず、全国約18万6000基(昨年3月現在)の郵便ポストの7割以上でサイズが合わず、投かん出来ないことが分かった。宅配便とサービス競争を繰り広げている郵政公社の目玉商品だが、利用者からは「民間業者との競争を意識するあまり、利用客をつなぎとめようとする大風呂敷だ」との批判や不満の声が上がっている。
 ポストの差し入れ口の横幅が、A4サイズの郵便物が入る29センチに広がったのは96年で、それ以前のポストの口は24センチまでしかない。公社によると、幅広の新型ポスト設置は約5万4000基にとどまっており、残りの11万基以上は折り曲げるなどしない限りエクスパックが入らない。
 公社のホームページには「一部の旧型ポストには入りません」との断りがある。しかし、エクスパックをよく利用している福岡市内の男性会社員は「公共サービス機関として説明不足ではないか。『一部のポストで入らない』ではなく『一部のポストなら入る』とするのが正しいのでは。すべてに入るような封筒にするのが、本来のサービスだ」と憤る。
 公社広報部は「盗難防止のため、差し入れ口はぎりぎりの大きさになっている。早急な改善は難しく、近くに新型ポストがなければ、郵便局への持ち込みなどで対応してもらうしかない」と釈明している。(毎日新聞) - 1月7日11時23分更新



NHKといい、郵政公社といい、ふざけてる。公務員キライだ。