電柱から延びるコード、6年間無断使用



 不法に電気を使用したとして、茨城県警つくば中央署は5日までに、同県つくば市上岩崎の無職大野光夫容疑者(55)を窃盗容疑で逮捕した。
 大野容疑者は料金滞納で1998年12月26日から送電が停止されており、「99年1月ごろから電気代を払わず、無断で使用していた」と供述している。
 調べによると、大野容疑者は、電気メーターを通さず市販のビニール製コードで電柱と配電盤を接続。11月29日午後6時20分ごろから同日午後10時半ごろまで断続的に室内の電灯を点灯させ、不法に電気(料金14円相当)を使用した疑い。
 パトロール中の同署員が電柱からコードが延びているのを発見。送電が停止されているのに電気がついていることを確認し、逮捕した。同容疑者は1人暮らしだった。(時事通信