消耗戦

ケータイ3社が異常な料金割引の消耗戦をしている。静観してたドコモもさすがに天狗ではいられない状況が数ヶ月続いてたもんね。ソフトバンクのコミットメントは非常に合理的だと思う。「他社が新たな割引を発表したら24時間以内にウチもだす。」ってヤツね。今まで全て実行されてきてるしね。いや、ラクでしょ。だって、他の大手2社が時間掛けて計算しまくって、赤字にはならない?というより、なんとかやってはいけるってラインを弾き出しての発表なんだから。よく考えたら、料金プランを作る時間と手間がいらないんだよ。他がヤルってことは、なんとかなるって事なんだからさ。相変わらずズル賢いハゲだこと。
しかしねぇ。なんでも高いよりは安い方がいいよ。でも、ホントに安いことは良いことなのか...?中国のモラルの低さはとりあえずおいといて、国内でよ。ミートホープの田中社長じゃねぇけどさ。あの捨て台詞は真を突いてると思ったね。「消費者が安いものを求めすぎ。」だって。だいたいさぁ、100円でコロッケ1個出来るワケないじゃん。自分で作ってみれって。100円なんてありえんから。どこにしわ寄せくるか考えりゃわかるでしょうが。コロッケ工場出荷時点では10円以下だよ?大量生産したって10円にできるのか?ってことは、原材料からコストダウンするしかなかろうに。
事業者のモラルが低下。とか、そういう問題じゃない。日本人が国民がバカになっただけ。で、インタビューには「信じてたのに。」とか。バカじゃないの?信じてたの?信じてたんだったら、ホントにバカだよ。わかってて、100円コロッケ食ってるヤツはそれでいいんだけどさ。信じてたんだったら、そりゃあんたが哀れだよ。
「安い」には必ずウラがある。ウラがなければ、それは共倒れの証。不景気から抜け出せないのは、その共倒れの証拠。給料上がんないから安いものを買わざるを得ない。安くしないと売れないから、会社も利益がでない。給料上がんない。カネがないから「安い」ものがウケる。負のスパイラルだねぇ。どうしようもないねぇ。
なんだか、日本全体が消耗戦をしている感じがするね。左団扇(ひだりうちわ)なのはお役人ぐらいなもんですわ。そうそう、選挙だな。どこにも入れたくねぇな。また白紙か...。