倒産する自治体。



 こんばんわ。お久しぶりです。今日もあんまり仕事してません。なんだかよくわからないうちに一日が終わっていく今日この頃です。今日はマジメなお話です。
 東奥日報によると、合併によってできた新むつ市が再建団体になる危険性があるとの事です。記事はこれ
 再建団体とは、赤字再建団体とかとも呼ばれるんだが、民間企業でいう「倒産」と同じ。会社更生法と同じく、親組織の国の指示に基づいて再建される自治体のこと。標準財政規模に占める赤字の割合が、都道府県で5%以上、市町村で20%以上で倒産扱い。
 都道府県では大阪府と北海道がやばいらしい。ってか、北海道は2006年度に倒産予定。毎日新聞によると、北海道の財政事情を一般家庭に置き換えるとこんな計算になるらしい。

1年間の必要経費は計586万円。食費(人件費)は148万円、車や家のローン返済(公債償還費)や光熱費、日用品購入費(義務費、維持費)の計227万円は仕方ない。家の増改築や家電の買い替え(投資的経費)も進めたいし、子供への仕送り(一般施策事業費)も必要だ。
 しかし、給与収入(道税)は104万円しかない。パートや資産を運用した副収入(使用料、財産収入など)は39万円。友人に貸した金を返してもらい(諸収入など)、貯金を取り崩し(基金からの繰入金)、家の中の現金(繰越金)を集めたが、自分で用意できた分(自主財源)は221万円(38%)だった。
 親(国)から仕送り(地方交付税交付金、国庫支出金など)をもらい、銀行からも借りた(道債)。他に頼った分(依存財源)は365万円で全体の62%を占めた。家計はまさに火の車だ。

 だいたいさぁ。取材でいろんなところに行く機会があるんだけども。とにかく「お役所」はどこに行っても暑い!暑すぎるんだよ。暖房の設定が25度とかだからねぇ。うちら一般市民にしてみりゃ仕事してると汗だくになるんだよ。民間企業じゃありえねぇ。もう、そういった小さいところから全てがダメ。ダメすぎる。
 ちなみに、赤字再建団体に名誉ある指定を受けてしまうと、強制的に地方税を一気に上げられて公共料金も20〜30%とかの比率に引き上げられてしまう。無条件らしい。結局、市民が痛い痛い痛い仕打ちを被るわけ。みなさんも、ぼーっとしてないで自分の自治体の財政状況ぐらいは気にしたほうがいいかもよ。