日本はどこへ向かうのか?

朝日新聞ニュースから
−−−−−−−−−−−−
 東京都教育委員会は30日、今月の卒業式で「君が代」斉唱時に起立しなかった都立校の教職員約180人を戒告などの処分にすることを決めた。4月に、追加の処分を決める。異例の大量処分だ。教員らには「内心の自由を縛っている」と反発が強く、今後、不服審査の申し立てや訴訟が相次ぐのは必至だ。
 4月の入学式での実施を徹底するよう、処分を急いだとみられる。起立しなかった嘱託教員は今年度限りで契約を打ち切る方針だ。
 都教委は昨年10月、都立の高校や盲・ろう・養護学校に対し、「日の丸・君が代」の実施を細かに規定する通達を出した。「国旗は舞台壇上の正面に」「教職員は国旗に向かって起立し国歌を斉唱」などの内容で、卒業式には監視役の職員も派遣した。
 この結果、日の丸の壇上掲揚、ピアノ伴奏などによる君が代斉唱は全校で実施されたが、一方で起立しない教職員も相次いだ。
 関係者によると、都教委は処分に先立って事情聴取を実施した。しかし、聴取の条件として弁護士の立ち会いを求める教員が続出、結果的に説明や反論を聴かないまま、処分を決めた事例も多いという。
−−−−−−−−−−−−
はるか10年前になるが、中学・高校共に国旗はなかった。国歌はなんとなく歌ったような…。
日の丸を掲げて、国歌斉唱を義務付ける。やらないと罰則あり。どーかんがえても戦時中のニッポンに他ならない。
自衛隊の問題も、この国歌の問題も確かに戦後いままで曖昧ないい加減な解釈のままやってきたのだろう。だからといって、自衛隊は軍隊だ!だの国歌は起立して歌えだのってのを法で定めるのはいかがなものか?
先日、最終回を迎えたニュースステーションの中で久米宏が言ったそうだ。「これまで戦後生まれの日本の民放は日本という国を戦争へミスリードしたことは一度もありません。今後もそのようなことは絶対あってはならない事です。」まさにそのとおりだ。
世論の大部分が戦争反対なのに政治家のおいちゃん達だけが意味不明に盛り上がっている。マスメディアの捕らえ方は非常に影響力がある。特にテレビともなれば映像付きだ。政治力に影響されない報道を強くのぞむところだ。